富士山積雪時の登山について
こんにちはこんばんは
実に痛ましい事件が起きてしまいました
ニコ生で富士山登山中の方が滑落して700~1000m下で遺体となって見つかるという事件が起きました
つべでは滑落してからすぐに動画がうpされ話題を集めていましたが翌日からは捜索隊が組まれ捜索されていたみたいです
筆者も滑落するまでの動画を見ましたが、非常に残念です
詳しくは調べていませんが、動画主は癌を患っており先の短い方だったようですが、あのような滑落事故に遭うとは悲しい気持ちになりました
しかしながら当時の装備は冬山、特に富士山のような日本一の標高を誇る高山のしかも今時期山頂から500m付近はすでに雪も積もっておりアイスバーン化した部分もある非常に危険な冬山に対して軽装で臨んでいたということもあり
冬の山に関して筆者が感じたことを言いたいと思います
冬山に対しては装備はいつでも万全にしていなければなりません、低山ならともかく、高山なら必ず必要数以上の装備や食料、水を準備しなければなりません、何が起こるかわからないからです
冬山で一番怖いこと、それは身動きが取れなくなることと、滑落することです
身動きが取れなくなる、というのは例えば、寒さのあまり進むことも戻ることもできなくなることや、雪崩に巻き込まれ上も下もわからなくなり雪に埋もれることです
そして滑落
これに関しては雪面が氷に面している場合です
斜度が厳しい場合や風が強く体感温度が-10℃以下で雪面がアイスバーン化していて、一度滑ると止まることはできません
筆者も厳冬期のスキー場で斜度が30~40度くらいのところで体勢を崩し転び一気に下まですべっていった記憶があります、止まらなく、スキー板は外れて腕はこすれて出血して
ようやく止まったころには身動きが取れませんでした
しかし富士山は桁が違います、厳冬期の場合2000m近く滑落する恐れがあり、生存確率は0に近いです
しかも1000~2000m滑落した場合、身体の欠損は激しく原型をとどめることは難しく身元を調べることも困難となります
いかがですか
冬に山の怖さが少しでも伝われば幸いです、冬の山は何が起こるかわかりません、原則として1人で登るのは控えましょう、雪面に応じた判断をしましょう、引き返すのも勇気です、人生は長いので、また機会を伺い登ることも可能です
いつ何が起こるかわかりません、生き死にに関わるような登山は辞めましょう
これからも良い登山ライフを・・・