1人旅 鳴子温泉郷編 2日目 高友旅館               ~鳴子温泉の自然を堪能した~

高友旅館2日目

 鳴子温泉を堪能し色濃い1日目を過ごした翌日高友旅館で目を覚まし例のごとく黒湯に浸かり幸せを感じる素晴らしい早朝から1日は始まります。

とりあえず昨日ドラッグストアで購入したおにぎりを2つ食べてから朝のランニングへ・・・。

※筆者はマラソンが趣味なので毎日10kmを目安にランニングをしています。

鳴子温泉の真向かいには大きな川が流れていてそれを渡るにはまるで踏切のような長い距離のスパンで設けられている橋を渡る必要があります。

とりあえず川をパシャリ・・きれいです。外は温泉のにおいがします

東鳴子温泉から鳴子温泉方向へ走る。

朝ですが車通りが多く排気ガスが気になりますが自然豊富な鳴子温泉の空気を身体に浸透させます。

走り始めてから3,4kmくらい?

成澤不動尊なる神社にたどり着きました。

ここの立派な佇まいと景観が非常に素晴らしく2,30分ほど散策してしまいました。

とても神秘的な場所できれいな川が流れていました。

立派な神社がそびえたっていて調べてみると春はこの成澤不動尊、秋は鳴子神社でお祭りが催されてるみたいです。丁度昨日まで祭りだったようで役員の方が片づけをしているところでした。ちょっとニアピン。いつかお祭り時期に参加してみたいものです。

振り返ると鳴子温泉郷の雄大な自然が一望できます。空気が美味しい。

美味しい空気を吸ってきた道をまた走って帰ります。

帰る途中偶然見つけた神社、少し荒廃していますが管理はされてるようです。

あたりに全く人がいないので若干怪しい空気に包まれてます笑

線路の下から来ました笑

線路近!

約9km走って帰ってきてすぐさまひとっ風呂を浴びる。

もはや実家のような安心感を覚えた黒湯、最高すぎます。アブラ臭最高!

朝の運動と最高の風呂を堪能したので2日目の目的である鳴子の自然を目指して車を出します。

鳴子大橋

 この景色はなんだかどこかで見覚えがあります、それが何かは思い出せませんがなんか見たことがある気がしました笑

すさまじく素晴らしい景色。橋から見るとんでもない高低差のある自然は鳥肌が立ちました。

紅葉シーズンはとても人で賑わうらしく恐らくどこかで見たことある気がしたのはこの緑に生い茂った木々が秋に染まった景色ですかね、よく観光雑誌や広告で取り上げられてますもんね。

電車は来ませんでしたがあそこを通るときはとてもゆっくりだそうで一度見てみたいものです。

大深沢遊歩道

 さて自然を堪能するぞ!と意気込んだものの熊出没注意ではなく出没中注意の看板に後ずさりしそうな背中を自分で押して大深沢遊歩道を歩きます。

大丈夫、ラジオも鳴らしてるし、なんなら鈴は手動でうるさいくらい鳴らしてる。絶対必要ないバックカントリー用の先のとんがったストック(トレッキングポール兼攻撃用)を持ってきた、ダメ押しですぐ出せるキャンプ用のナイフもポケットに入れている。というびびり精神全開で歩き始めました笑

でも知らない土地の熊情報がある場所を歩くのって怖いですよね・・・。

ハチの巣

 そうです熊よりもハチの巣に注意という看板も多く丁度駆除の作業をしているところでした。

黒いウェアをきていたので恐る恐る通過します。めちゃくちゃ蜂がとんでりゅ

それよりも私のほかに人がいることに若干安心感を覚え足取りは軽くなりました。

自然がいっぱいです。

がしかし確実に熊はいますね。この素晴らしい遊歩道も人の往来が多ければ熊の出没も減少するかと思いますが・・・若い人、もっと自然を旅するんだ!

約40分くらい?無事出口にたどり着けました。

なんだか民家近くの道に出たのでこの辺の人達は熊の存在と長い間共存してきているのかなぁと勝手に想像したりして・・・

鳴子峡遊歩道

 さて次は反対側にあるあの電車が通ているトンネル側の遊歩道へ

こっちは熊の心配はなさそうです。距離も短いようで往復30分くらいだろうか?こっちは気軽に行けるのか人気で人の往来が多かった。

下に降りれば降りるほど自然が深まる。

川の流れが豊かで空気が非常に澄んでいて気持ちいいです。

猿飛岩

名前の由来は何でしょうかね?そのままでとサルが飛ぶ岩ですか(?)それはそれで見てみたいものです笑

とても印象的な岩で突出して目立っています。

ここで遊歩道は終わりです。

素晴らしい緑と川のせせらぎが気持ちよくて時間も忘れて無心で景色を楽しんでいました。

特に疲れるような工程でもないのでもし鳴子温泉に行く機会があれば軽装でも問題ないと思いますので散策するのをお勧めします(反対側の大深沢遊歩道は熊対策が必要ですが)

さてお次はどこへ・・・?

中山平 しんとろの湯

 鳴子大橋は地域的には中山平が近いので帰りにしんとろの湯へ

口コミでは化粧水のお湯というのが多くあまりイメージがつきませんでした

正に化粧水のお湯

 言葉そのままです。化粧水の温泉に浸かっている気分、いや感覚、いやいや現実に化粧水に浸かっていた!笑

めちゃくちゃとろっとろでなまめかしくてぬるぬるで包まれて「なんこれぇ~」って感じです笑

申し訳ないです。正確に表現する言葉が思いつきません。

さすがph11超えの日本一を誇る高アルカリ性温泉、そこに間違いはありませんでした。

今回は中山平温泉に宿泊する予定はありませんが次は必ずこの地域の旅館に泊まろうと決意しました。

ちなみに浴槽が一つしかなく入浴者が多いので時間制限が設けられていました。そして一度浴槽に浸かって脱衣所に出たら再入浴はできないという(ちょっと熱めなので長湯は難しい)システムでした。

知らず知らず脱衣所に出て休憩していてその張り紙を見て愕然笑

知らんぷりして入ることも可能だと思いますが善良な温泉市民はそんなことしません。潔くここは次回の楽しみにしておきましょう。

真横に食堂と売店が併設されていたのでこのモダンでノスタルジックなデザインの湯上りサイダーを身体に流し込みます。うん。美味しいサイダーだ!笑

千両食堂

さて美しい自然と神秘的な温泉を堪能してきて高友温泉へ帰ってきて昼過ぎ、昨日辺りを散策して気になっていた千両食堂へお邪魔しました。

まずはハイボール!ご厚意で山菜のこごみ(?)も付いてきました

鰹節が合いますね、めちゃくちゃ美味しい、ハイボールももちろん骨身に染みる。

鳴子温泉に来てよかった。

ラーメンとチャーハン

美味しい!とても!初めての土地で初めての宿泊、初めての温泉、そこで食べるラーメンとチャーハンがまずいわけないじゃないか!そこに普段ではできない昼ハイボールだ!これが1人旅の醍醐味ですよ!

帰りに寄った酒屋で・・・

 千両食堂でひとり旅の至福を味わってから高友旅館へ歩いている途中酒屋が目に入ったので入店

日本酒好きな先輩がいるので丁度お土産を探していたところだったのでこれはきっと何かの縁。

優しい店長が話しかけてくれてとりあえず3種類の日本酒を購入、とても親切な方で観光客と知ると鳴子温泉のマップをくれました(本当にありがとうございます!)

皆さんももし初めて訪れる観光地に行ったのならとりあえずお店の人にこういったマップがあるかどうか聞いてみるのも良いかもしれませんね。

2日間の高友旅館を終えて・・・

 

上記写真は脱衣所に貼ってあった高友旅館のお湯に浸かって病状が回復した旨が記してある手紙集です。これを見ると本当にこの旅館のお湯は徳が高く歴史深く温泉史に残るような名湯なのだと実感させられます。そのような温泉に浸からせてもらい非常に幸せを感じるのでした・・・。

初日に続き2日目も鳴子温泉の自然に多いに触れ、中山平温泉に別次元の温泉を知り、食事処で昼から飲むハイボールに胸打たれ高友旅館の黒湯に身を任せ幸せを感じる2日目でした。

https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/19731/19731.html

ここで高友旅館について宿泊した感想を述べたいと思います。

  • 黒湯は入ってほしい
  • 湯治部屋はちょっと覚悟がいる

・黒湯は入ってほしい

 見出しのとおりです笑

もしこれを見ているあなたが普段もしくは今まで浸かってきた温泉に少し刺激が欲しいと感じたのなら一度は行ってほしいと思います。なんというか度肝を抜かれてほしい!の思いです(笑)

筆者がそうであったように温泉は奥と幅が広いです、とても。もし春夏秋冬時間があるなら鳴子温泉を観光の場として選択肢の一つとして候補にしてもらいたいと思います。

・湯治部屋はちょっと覚悟がいる

すいません言い直します。ちょっと覚悟がいるじゃないです。相応の覚悟が要ります(笑)

冗談です。がしかし施設の老朽化や人手不足は否めません。なんなら今の仕事をやめて住み込みで手伝いしたいくらいです(これはマジ)

口コミを見てわかる通りそういう施設だと知りながら宿泊した方が「思っていた以上に無理だった」、「不衛生すぎる・・・」と言っているのが現状です。

部屋の中にある物干しロープには今まで宿泊してきたであろうお客さんのタオルが忘れたのかおきっぱにしたのかずっとぶら下がっていて変色していたりして・・・

先人たちが置いていった(忘れていった?)有馬温泉、草津温泉、玉川温泉、酸ヶ湯温泉・・等々のタオルがほこりをかぶってぶら下がっているのを見て「すげぇ~」と感動しました(なにが?笑)

そんな部屋がある旅館ですがあのお湯があるから成り立っている宿泊施設といっても差し支えないと思います。もちろん湯治プランではなく夕食朝食付きの和室プランは非常にクオリティが高く満足度も高いと伺ってます(そっちの部屋はとても奇麗だそうだ)

ただあの湯治棟はちょっと一般の方には受け付けられないと思います。筆者は山に何日も籠ったり冬の山に穴を掘って酒を飲んだりして過ごすのが好きなちょっとおちゃめな三十路なので全く気にはしませんがなにかしらの一般の方に向けた対策(清掃員の増員等)がないとあの施設は無くなってしまうんじゃないかと不安と悲しみを覚えます。

 高友の 黒湯に響く こけしかな

前回冒頭に紹介したほこりをかぶったこけしですが頭を回してみるとしっかり「キュッと」音が鳴るんですよねぇ・・・それがあの閑散とした高友旅館に響いているのを聴くとなんだかとってもノスタルジックな思いに更けてうれしいやら切ないやら・・・

さて2日目も十分鳴子温泉の自然と温泉から刺激を受けましたが名残惜しい高友旅館と離れ3日目は鳴子温泉の東多賀の湯に宿泊いたします。                           

まだまだ鳴子温泉での刺激的な旅は続きます。


4 thoughts on “1人旅 鳴子温泉郷編 2日目 高友旅館               ~鳴子温泉の自然を堪能した~

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