1人旅 鳴子温泉郷編 1日目 高友旅館    ~高友旅館の黒湯はとんでもない〇〇〇臭だった~ 


 みなさんこんにちは。

あいかわらずひとり旅が止められなく休日は鄙びた(ひなびた)旅館と温泉を求めて旅をしています。

さて少し前のことですが2024年春、きっかけは忘れましたがいったことのない鳴子温泉郷へ行ってみたいと思い計画、調べていくうちに鳴子温泉郷のことをよく知ることができました。

5つに分かれている温泉郷

  • 鳴子温泉
  • 東鳴子温泉
  • 川渡温泉
  • 中山平温泉
  • 鬼首温泉

以上の5つを総称して鳴子温泉と言われており歴史は古く今より約1200年前から温泉の記述があります。

また日本に存在する10の泉質のうち7種類(単純温泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、含鉄泉、酸性泉、硫黄泉)があり非常に珍しい温泉郷です。

また鳴子と聞いて思い浮かべるのは温泉だけではなくやはりこけし、今回の旅では温泉とこけしを存分に堪能しようじゃないかと奮起し男1人旅へと出発しました。


いざ出発

天気は晴れ、旅のはじまりはこうではなくては

青森から東北道に乗り岩手の西根ICを出て左折するとこの食堂むら重があります。

ここはかなり人気な食堂で特に生ラム定食が有名です(私の中で)

鳴子温泉郷に向かう途中時間も丁度良かったのでここで食事することに。

前にも来たことがありますが開店してからすぐお客で埋まるイメージがあったので今回は開店してからすぐ入りました。まだあまり人がいないので本当に丁度良かったです。

生ラム定食 1200円

めちゃくちゃ美味しそう!前来た時より物価高で値上がりしている気がしますが問題なし!ラム好きな筆者としては2000円でも頼みます笑

熱い鉄板で炒められた野菜もいい焼き加減のラム肉とタレが抜群に相性よく合っていてご飯が進みます。そしてなにより写真だと伝わりづらいですがごはんめちゃくちゃ多いです笑

しかしそれを加味してもこの肉なら余裕でいけます!

といいつつも筆者は食が細いのでかなりぎりぎり食べられました笑


車で約4時間

岩手を過ぎて古川ICを降りて左折、みちなりに約3、40分ほど進み到着しました

大きな川が流れていて自然豊か、時代に取り残されたような侘しさ漂う温泉郷

まさしく筆者が求めていたものです!笑

今回宿泊する高友旅館のチェックインまで時間があったので近くにあった顕著な建物に車を止めて軽く散策

鳴子御殿湯駅

近くまできてわかりましたが駅でした。

中には入りませんでしたがなるほど、鳴子温泉郷は5つの温泉地域があるから車を使わない人は電車で各温泉地域まで移動するのかなと勝手に推測

にしても趣があって素敵な駅でした。

高友旅館

チェックインへ

今回の旅は鳴子温泉で4泊する予定でまず2泊はここ高友旅館です。

どうですか、この佇まい、ドキドキしません?

というのもここの温泉は黒湯といって暗緑に濁った鉄天然ラジウム泉という鳴子唯一の温泉なんです。

がしかし施設の老朽化と人手不足(?)で管内の不衛生さがたびたび口コミに書かれおり

半面温泉マニア(?)の方の賞賛の口コミも目立ちます。

宿泊部屋は2種類あり和室と噂の湯治部屋です。

この湯治部屋(というより別棟?)が不衛生で冷蔵庫や水回り、ガス回りがとてもじゃないが使用できないという声もあり筆者的には怖いもの見たさ、好奇心で今回その湯治部屋で2泊させていただきました。

宿泊の感想は後ほど・・・

玄関を開けるとこけし

「おおー」鳴子温泉に来たって感じがしました笑

受付でチェックインをして施設の説明を受けて部屋へ案内されました。

案内されている途中受付をした玄関から別棟のようなところへ行く途中、写真にはないですがたしかに施設内で出たごみや昔使われていたと思われる廃部屋や風呂桶やいすなどが散乱している箇所がありました。

予想通りではありましたが特に気にしない性格ですので問題なし!

しかしこれは神経質な方は無理だろうなとは思いました。

動物のはく製とほこりだらけのこけしたちが印象的でした。

部屋です

んーたしかに汚い!笑

壁と天井はシミだらけ、冷蔵庫もあんまり使用したくない風でした。しかしガス回りは思っていたより奇麗でしたので調理するには特に問題なし!

さっさと風呂に行こう!

黒湯

お風呂への扉を開けるとまず五感を刺激したのは圧倒的なアブラのにおい

「灯油?」(正確にはタール臭だそうです)

そうです、めちゃくちゃアブラ臭くてたまらなく好みでした笑

客も私しかいませんので恐る恐るお湯に触りますと温度は若干熱い(43℃くらい?)

お湯はギトギトしていてまとわりついてきます。

足から身体を浸からせると「ぁあ~」と極楽の声がでます。

一発で大好きになっちゃいました。アブラ臭に交じって硫黄っぽさもあり独特、味わったことのない温泉です。

写真右側の細いパイプから源泉(かなり熱湯、表記通りだと60℃)左のパイプから調整する水が流れています。より源泉を味わいたく右のパイプから出ているお湯に触れました。やけどしました

熱いお湯なので5~10分入浴して休憩、また入浴を繰り返し堪能してとりあえず違うお風呂に入ることに・・・

このこけしの絵、なんだか好きで撮っちゃいました(笑)

ひょうたん風呂

たしかにひょうたんの形していますね

基本的には先ほどの風呂と似ている印象でした。

にしても日帰りのお客さんも宿泊しているお客さんも誰一人おらず全く別の異次元世界に来た気分です笑

もう少しポップな入口はないのかしら笑

まるで収監されてる人みたいな気分笑

これも素晴らしい趣ですね。

高友旅館を出てあたりを散策、周りはこんな感じです。

少し荒廃感が漂っていますが静かでのどか、落ち着ける雰囲気でとてもリラックスします。

潟沼

高友旅館から車で約10分

熊が出そうな小さな峠をこえたところに潟沼と呼ばれる観光地があるみたいなので来てみました。

どうやら強酸性の湖(カルデラ湖)らしく魚は生息していないみたいです。たしかにめちゃくちゃ硫黄の香ばしい匂いがします

もはやこれって温泉なのでは?と入浴したい欲を抑えしばらく一人で眺めていました。

右側の白い煙は湯煙(?)

ここは割と観光のお客さんが数人訪れていて少し賑わっていました。

鳴子温泉で買い物

高友温泉から車で約5分

地理的には川渡温泉~東鳴子温泉~鳴子温泉~中山平温泉と並んでおりもう一つの鬼首温泉は川を挟み峠を越えた少し離れた場所にあります

郷土品やお土産を買いたいと思い少しにぎやかな町中に車を止めて散策

可愛いこけしの看板が出てきました

鳴子温泉に来たんだなとまたここで改めて実感

話は飛びますが3泊目はこちらの鳴子温泉に宿泊する予定なので町中の様子や細部はその時にまたお伝えいたします。

可愛いポストもありました

もはや我慢できん、飲む

ひととおりお土産を買い戻ってくる途中安部天ぷら屋というところでしそ巻きを買ってきました

この安部天ぷら屋のお母さん、とても親切で少し話し込んで帰り際にヤクルトもらいました

気分的には子供の時駄菓子屋に行っておまけでお菓子をもらった時のような感覚でしたが

筆者ももう33歳・・複雑ですが感謝!ありがとうございます!

その帰りにドラッグストアが近くにありましたので夕食と朝食・・そして大量のハイボールを購入してきて早速飲みます

たまんねぇ!

こけし購入

一体だけ買ってきました。

なんかめっちゃコスけてね?と思いますが

そうなんです、すごいコスけてます笑

鳴子温泉のお土産店で大量に鎮座しているこけしの中でなんとなくこれだ!と手に取ったのがこのこけしでした

あまりこけしには詳しくありませんがなんだかすまし顔で相手をちょっと馬鹿にしたような顔が気に入ってしまって買ってしまいましたよ・・・笑

調べてみると梅木修一さんという方の作品らしく鳴子のこけしでもないようです。まぁまぁ気に入ってしまったのだから仕方ない

ちなみに鳴子こけしは首のところを回すと「キュッと」音が鳴るのが特徴でしてこのおちゃめなこけしは鳴子こけしではないので首が回りません。また各地方のこけしにもしっかり特徴があってこちらは蔵王高湯系というこけしらしいです。

特にこけしにつかっている木の色が個人的に好みです(ちょっと濃いというか)

あと模様と顔も特徴的ですね(その辺は作者によって変わるのかしら)

鳴子こけしは次来た時の楽しみにとっておこう、これも旅の醍醐味ということで。

肉を焼いて酒を飲む

見られている気がするんじゃない、見られているんだ!笑

なんだかこけしがあると一人の感じがしない

自炊について

冷蔵庫は使えないかもしれないという懸念があったのでクーラーボックスに氷を詰め込んで冷蔵庫代わりにしています。

調理器具は一応部屋に備えついてます(先人達のいつからあるかわからない歴史ある道具)がさすがに使う気にはなれないのでミニフライパンや鍋、食器類と割りばしは持参

調味料もたくさん備えついてますがこれも使う気にはなれないので色々持ってきました。

夕食はドラッグストアで買った肉と野菜、あとは先ほどの安部天ぷら屋で買ったしそ巻き

近くには中華食堂と焼肉屋がありますので自炊せずにそちらに行く方も多いようですが焼肉屋のほうはとても人気で予約必須らしいです。次に訪れたときにはいってみようかと思います。

もみじ風呂(貸切風呂)

ほろ酔いになったので少しお湯につかりにいきます

こちらは貸切のもみじ風呂(早い者勝ち)で無色透明で若干アブラのにおいがします

特に注意せず入ろうとするとまさかの熱湯で「あっづぅ!」と声を出してしまいました笑

右のホースから加水して温度調整をして入るらしく温度は源泉そのまま60℃近かったです

しばらくホースから水を出し裸で待つシュールな絵面になんとも言えない感情が

・・・適温になったので浸かってみると先ほどのお湯とは違い粘性が薄く肌触りが良かったです。

ナトリウム・カルシウム・炭酸水素塩泉 低張性中性高温泉というらしく一般的な温泉に近い成分になっています。若干硫黄のにおいしますけどね。いいお湯です!

ホースで調整せずにいきなり入ってやけどをした人がきっと他にもいるはず笑


1日目の感想

さて青森から宮城の鳴子温泉へ移動してすんばらしいお湯につかり強酸性の湖を観て地元の方と話し こけしを買い色濃い1日でしたがまずは来てよかったと本当に思える温泉です。

特に高友旅館の黒湯は今まで訪れた温泉で冗談抜きでトップクラスのお湯で虜になってしまいました。記載していませんが実はあの黒湯に1日で4,5回入ってます笑

なんだか癖になってしまって何回も何回も浸かりにいってしまうんですよ

施設自体はうーん・・・となっていまいますがそれを抜きにしてもプラスです!

と褒めまくったところで1日目はこれで終わりです。

2日目は午前中はランニングをして風呂に入り鳴子大橋と周辺の散策路を歩き自然に触れ中山平温泉の温泉に日帰りで入りまた高友旅館で1泊する予定です。

鳴子温泉郷 2日目は⇓

3 thoughts on “1人旅 鳴子温泉郷編 1日目 高友旅館    ~高友旅館の黒湯はとんでもない〇〇〇臭だった~ 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です